指定商品・役務 ▷滋賀県で生産された麻織物など,滋賀県で生産された麻織物を用いて滋賀県で生産されたハンカチ・敷布・ランチョンマットなど
▷滋賀県の湖東地域は、室町時代より麻織物を産する地域として知られています。特に江戸時代には、越後縮や奈良晒とならび称されるほどの良質な麻織物「高宮布」(現在の近江上布)の産地としてその地位を築きました。さらに、彦根藩は高宮布を保護し、将軍家への献上品としていました。現在は伝統技法の良さを守りながらも、新しい晒(漂白)、染色、仕上げ技術を取り入れ、さらに質の高いデザイン性や感性を備え、その時代を代表する上質な麻織物を発信し続けています。
指定商品・役務 ▷滋賀県で生産されたちぢみ織物,滋賀県で生産されたちぢみ織物を用いて滋賀県で生産された敷布・布団・暖簾など
▷近江ちぢみは、近江商人の活躍もあり手広く生産がおこなわれていた為、近江の国の糸作りに加え、能登や上州(現在の石川県・群馬県)などの他国からも原料を仕入れていました。石川県鹿嶋郡誌の記述によると、元禄の頃(1688~1704年)に近江の国が、江州縮布の原料を綛(麻糸)として仕入れをしていたとあります。当時の縮布は縞や絣生地に洗い上げの仕上げ工程を行ったものと推測されています。明治の頃より改良を重ねた近江ちぢみは、織り上げた生地を日本で唯一の仕上げ技法にて揉みこむことにより、独自の凹凸形状をもつ「シボ」を表現する仕上げ方法へと変革をとげました。「シボ」は衣類と肌との接触面を少なくすることによって風通しを良くし、着心地に爽やかな清涼感を与えます。湿度の高い日本の夏を快適に過ごすための知恵をお届けします。